json_query
説明
JSON オブジェクト内で json_path
式によって位置を特定できる要素の値をクエリし、JSON 値を返します。
構文
json_query(json_object_expr, json_path)
パラメータ
-
json_object_expr
: JSON オブジェクトを表す式。このオブジェクトは JSON カラム、または PARSE_JSON などの JSON コンストラクタ関数によって生成された JSON オブジェクトである可能性があります。 -
json_path
: JSON オブジェクト内の要素へのパスを表す式。このパラメータの値は文字列です。StarRocks がサポートする JSON パス構文の詳細については、 Overview of JSON functions and operators を参照してください。
戻り値
JSON 値を返します。
要素が存在しない場合、json_query 関数は SQL 値
NULL
を返します。
例
例 1: 指定された JSON オブジェクト内で '$.a.b'
式によって位置を特定できる要素の値をクエリします。この例では、json_query 関数は JSON 値 1
を返します。
mysql> SELECT json_query(PARSE_JSON('{"a": {"b": 1}}'), '$.a.b') ;
-> 1
例 2: 指定された JSON オブジェクト内で '$.a.c'
式によって位置を特定できる要素の値をクエリします。この例では、要素が存在しないため、json_query 関数は SQL 値 NULL
を返します。
mysql> SELECT json_query(PARSE_JSON('{"a": {"b": 1}}'), '$.a.c') ;
-> NULL
例 3: 指定された JSON オブジェクト内で '$.a[2]'
式によって位置を特定できる要素の値をクエリします。この例では、配列 a という名前の JSON オブジェクトがあり、インデックス 2 に要素が含まれており、その要素の値は 3 です。したがって、JSON_QUERY 関数は JSON 値 3
を返します。
mysql> SELECT json_query(PARSE_JSON('{"a": [1,2,3]}'), '$.a[2]') ;
-> 3
例 4: 指定された JSON オブジェクト内で '$.a[3]'
式によって位置を特定できる要素をクエリします。この例では、配列 a という名前の JSON オブジェクトがあり、インデックス 3 に要素が含まれていません。したがって、json_query 関数は SQL 値 NULL
を返します。
mysql> SELECT json_query(PARSE_JSON('{"a": [1,2,3]}'), '$.a[3]') ;
-> NULL