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バージョン: 2.5

json_query

説明

json_path 式で特定できる要素の値を JSON オブジェクトからクエリし、JSON 値を返します。

構文

json_query(json_object_expr, json_path)

パラメータ

  • json_object_expr: JSON オブジェクトを表す式。このオブジェクトは JSON カラムや、PARSE_JSON などの JSON コンストラクタ関数によって生成された JSON オブジェクトであることができます。

  • json_path: JSON オブジェクト内の要素へのパスを表す式。このパラメータの値は文字列です。StarRocks がサポートする JSON パス構文については、 Overview of JSON functions and operators を参照してください。

戻り値

JSON 値を返します。

要素が存在しない場合、json_query 関数は SQL 値の NULL を返します。

例 1: 指定された JSON オブジェクト内で '$.a.b' 式で特定できる要素の値をクエリします。この例では、json_query 関数は JSON 値の 1 を返します。

mysql> SELECT json_query(PARSE_JSON('{"a": {"b": 1}}'), '$.a.b') ;

-> 1

例 2: 指定された JSON オブジェクト内で '$.a.c' 式で特定できる要素の値をクエリします。この例では、要素が存在しないため、json_query 関数は SQL 値の NULL を返します。

mysql> SELECT json_query(PARSE_JSON('{"a": {"b": 1}}'), '$.a.c') ;

-> NULL

例 3: 指定された JSON オブジェクト内で '$.a[2]' 式で特定できる要素の値をクエリします。この例では、配列 a という名前の JSON オブジェクトにインデックス 2 の要素が含まれており、その要素の値は 3 です。したがって、JSON_QUERY 関数は JSON 値の 3 を返します。

mysql> SELECT json_query(PARSE_JSON('{"a": [1,2,3]}'), '$.a[2]') ;

-> 3

例 4: 指定された JSON オブジェクト内で '$.a[3]' 式で特定できる要素をクエリします。この例では、配列 a という名前の JSON オブジェクトにインデックス 3 の要素が含まれていません。したがって、json_query 関数は SQL 値の NULL を返します。

mysql> SELECT json_query(PARSE_JSON('{"a": [1,2,3]}'), '$.a[3]') ;

-> NULL